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2010年12月11日土曜日

ちょっとお勉強 日本の自給率について

現在のところ、石油にかわる基幹物質が存在しないことから、自給率について考える時には、石油などのエネルギー自給率を分母にして捉える必要があります。ところで基幹物質についてですが、基幹物質とは、私たちの生活に不可欠な必需品、そしてこれら生活必需品を生産、保存、流通させるために必要な、水・資源・エネルギーのことを指します。つまり、基幹物質の確保が私たちの生活、そして国防にとっても、一番大事な部分と言えるでしょう。
そしてこの石油は大切なエネルギーとしての基幹物質であり、各種製品や商品の原材料としての基幹物質でもあります。しかも石油は、食糧の原価として組み入れられているのです。
石油製品が生活の中に広く入り込んでいることから多くの製品、商品、そして作物の価格は、野菜などを栽培するための石油の原価で決定されているのです。大量消費に向けられた農産物は、生産過程において、石油や電力を費消し、その電力供給もまた石油へ依存しています。そうすると、原価的にみてみると農業生産物も石油製品であり工業生産物と同じとなり、この観点から自給率を見直すことが必要です。日本の食糧自給率が、カロリーベースで約40パーセントあるといわれていますが、石油の自給率が0(零)に等しい現状うでは、実質的な食糧自給率は、絶望的な数値になるはずなのです。
ぜひ皆様も、家庭単位での自給率アップ!を日々の暮らしの日課に取り入れて、月に一度は家でとれた野菜だけでお料理するなどといろいろ楽しく工夫してください。


日本一元気が出る!たのしい!月刊誌! 月刊うけひのもり より


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