災害が起きると全国から様々な支援物資が送られてきますが、物資が原因の新たな災害が引き起こされる危険性があることはあまり知られていません。
中越地震では物資が無節操に届き過ぎることで、被災者が毎日徹夜で仕分け作業を行わなければならなくなったり、日が経って腐ってしまった生ものを報道陣に隠れて処分しなければならなかったそうです。
救援物資を送る前に、救援を求めている人が多い都道府県などのホームページなどをチェックしてください。
物資の送り方
- 1つの段ボールには1つのものしか入れない。いろいろなものを少しずつ入れると仕分けに苦労します。段ボールの表面の見えやすい場所に大きく何が入っているかを書く「水」や「おむつ」など。
- 重すぎないようにする。ペットボトル飲料などを入れるときは注意。
- 食べ残しのようなものや、消費期限の切れたものは入れない。
- お金を送る方がいい場合もありますが、必ず振り込みましょう。
送るもの
避難所で喜ばれるものと送られると困るものがあります。
《食料》
喜ばれるもの:飲料水、カップ麺、お湯だけで作れるレトルト食品、乳児用粉ミルク、哺乳瓶
困るもの:野菜や魚などのなまもの、アイス、電子レンジで調理しなければならないもの、消費期限切れ食品
《衛生用品》
喜ばれるもの:おむつ、生理用品、歯磨き、石けん、タオル、トイレットペーパー、ウエットティッシュ、マスク、水を使わないシャンプー
《その他》
喜ばれるもの:マスク、新品の肌着や衣類、使い捨てカイロ
困るもの:古着(古着は誰も貰いません、ゴミになるだけです)、家でかきあつめたようなこざこざ、趣味で作った装飾品、絵画など。
《医薬品》
医薬品は医師や薬剤師がいないと配れませんので、自分に処方された薬などを送られると困ります。
《お金》
多くのサイトや機関が義援金の受付を行っています。使われない物資よりもお金の方が喜ばれる場合もあります。
個人でばらばらに荷物を送っても受け付けてもらえない場合、現場を混乱させる場合があります。救援物資を送る場合は、まとめて送るために、救援を行っている団体やネットワークを利用するようにしましょう。
続報があったらまた書きます。
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