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2012年8月10日金曜日

今日はこんな事があった日。「ポツダム宣言受諾」

ポツダム宣言受諾

1945年、御前会議において、ポツダム宣言の受諾が決定されました。

ポツダム宣言を日本の無条件降伏と言う方がいますが、これは間違いです。

ポツダム宣言にはこのように書かれています。
「Following are our terms」(我々の条件は次の通り)
而も「ポツダム宣言」は「降伏勧告」であり、本来は「休戦勧告」でした。
「条件付降伏」とは若し条件が履行されない場合、戦争の再開も有り得るので「条件付休戦」と同義です。

「ポツダム宣言」には、戦勝国と謂えども、条件に提示した以外の事は行わないと明記して有ります。
其の条件の一つが「日本国政府は直ちに全日本軍の無条件降伏を宣言」つまり「日本国軍隊」を無条件で武装解除せよ、と謂う事で有り、「日本国政府」が「無条件降伏」を受け入れた訳では有りません。

しかし、昭和20年9月2日米艦ミズーリ号での調印式では、国際法上「休戦協定(条件付降伏)」である文書を「降伏文書」と連合国は名付けました。
交渉過程を無視し、「休戦」を「降伏」に摩り替えたのです。
更に9月6日米国政府は通達発表。
「我々と日本との関係は、契約基礎の上に立っているので無く、無条件降伏を基礎とするものである」と米国は正式に締結した国際条約を平然と反故にしたのです。

外務省条約局長は反論しました。
「日本は国際上『条件付終戦』、せいぜい『有条件降伏』をしたのである。
何でもかんでもマッカーサーの謂う事を聞かねば為らぬと謂う、そういう国として『無条件降伏』した訳ではない」GHQは即刻彼を左遷したのです。

こうしてGHQは、新憲法を始め数々の日本改造政策を行いました。
一連の政策は「ポツダム宣言」に基づく国際条約に違反し、「占領国の法律を尊重する事」と定めた、国際法、ハーグ条約にも明らかに違反しています。
そして、「ポツダム宣言」を無視し、国際法を踏みにじるように極東軍事裁判を敢行したのです。

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