第2会特別講演会「我が国の原子力開発とその利用における政策と成果」
日時:平成23年4月16日(土)午後2時半会場 3時から講演(5時まで)
場所:向原住区センター(目黒区目黒本町5−22ー11 電話:03-3794-5441)
講師:中野啓昌氏
主催:日本近現代史研究会(旧目黒近現代史研究会)
会費:1,000円、日本近現代史研究会会員500円、高校生・大学生500円
申し込み先:
氏名、住所、連絡先を書いてメールにてお申し込みください。
tooron.in.meguro@gmail.com
先着順にて受け付け、折り返し確認のメールをお送りします。早めにお申し込みください。
会のホームページ:http://nipponkingendaishi.web.fc2.com/
わが国の原子力利用の現況から、原子力基本政策・原子力3原則に基づく開発段階、「IAEA主義」と「アメリカ依存」を経て「3つの世界初めて」の技術的な発展、そしてアメリカとの粘り強い交渉の結果により核燃料サイクルが順調な発展を遂げた原子力開発の歴史を解説します。
その開発は一時期信頼が危機に瀕した時期もあったがそれを克服し、これまでは核不拡散政策は各国の信頼を受けた。
その上で今回の福島原子力発電所の事故を踏まえながら、これからの日本が進むべく道を考えます。
中野氏は1936年東京生まれで、1959年富山大学文理学部理学科(化学専攻)を卒業し、1960年原子燃料公社(動燃を経て現日本原子力研究開発機構)入社、ワシントン事務所長、核燃料部長、理事(1992年)を歴任、2007年放送大学大学院修了
修士論文「原子力白書に見る我が国の包括的保障措置(IAEA)の受け入れと実施について」は、優秀論文として大学論文集に掲載されました。
経歴からお分かりのように原子力開発の第一線で活躍された方で、その豊富な経験と得た知見を聞けるのは大変貴重であります。海外での米国との交渉だけでなく、国内での政治家と官僚との接点も持ったことから、我々の引き出しようによっては当時のエピソードなども聞けるかと思います。
この福島原発事故を受けて今講師として引く手数多の中を昔の好で、講師を引き受けて頂きました。
反原発を主張する人達は原子力を一通りは勉強したようですが、一般の人が如何に疎かったかは今回の福島の事故でお分かりになったかと思います。
原発が国家の命運を左右する程に重要なエネルギー問題と捉える手掛かりが得られれば幸いです。
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