もう5月25日を過ぎてしまいましたが・・・
杉本五郎誕生
明治33年5月25日広島県安佐郡三篠町(現在の広島市西区打越町)に生まれる。日本の陸軍軍人で「天皇信仰の極北」とされる遺言本『大義』で知られる。
『大義』は死の寸前まで四人の息子への遺書として書き継がれた20通の手紙を妻へ送られたもの。これに接した同志らによって、20章からなる遺書形式の文章『大義』として昭和13年(1938年)5月に刊行され、これが青年将校や士官学校の生徒など、戦時下の青少年の心を強く捉え「軍神杉本中佐」の名を高からしめ、終戦に到るまで版を重ね29版、130万部を超える大ベストセラーとなった。本書は戦時中の死生観を示す代表的な著書とされ、天皇を尊び、天皇のために身を捧げることこそ、日本人の唯一の生き方と説いている。本書を読み杉本に憧れ軍人を志した者も少なくない。
大山澄太の『杉本中佐の尊皇と禅』、山岡荘八『軍神杉本中佐』、城山三郎『大義の末』、奥野健男『軍神杉本五郎の誕生』、中桶武夫『軍神杉本五郎中佐』などの関係本がある。近年、城山がブームとなっているため、城山に多大な影響を与えたといわれる杉本もよく取り上げられている。その他広島で被爆死した映画監督・白井戦太郎が1938年、大都映画で 『噫軍神杉本中佐 死の中隊』という映画を製作している。
仏通寺の境内に杉本を記念する小さな碑と、渓流を隔てた岩壁に杉本の大書した「尊皇」の二文字が残る。
『大義』の全文は http://binder.gozaru.jp/taigi.htm で読む事ができる。
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